麻酔をする前に気をつけるべき食事【食事を控えるべき時間】

麻酔を伴う手術は前日の過ごし方が大切

誰しも整形手術を行なう前は、大きな不安を抱えてしまうものです。しかし、あまり手術を気にしすぎると、かえって不眠やストレスによって手術の支障が現れる場合もあります。手術前日は適切に過ごし、やがて行なう手術に備えるようにしましょう。

使用する麻酔によって異なる食事の摂り方

手術前は体力をつけるため、しっかりと食事を摂ることが重要です。しかし、麻酔の種類によっては食事制限を行なうことがあるため、注意しましょう。

全身麻酔の場合
全身麻酔を利用する手術を受けるなら、12時間以上は食事を摂ることを控えましょう。手術前日の夕食を摂った後は、朝食や昼食は食べずに手術を受ける必要があります。
局部麻酔の場合
局所麻酔の場合、全身麻酔とは違い食事制限を行なう必要はありません。手術当日に朝食や昼食を食べることはできますが、たくさん食べすぎると手術中に気分が悪くなることがあるため、食べる量はほどほどにしておきましょう。

シビアな管理が必要となるのが静脈麻酔の場合

静脈麻酔によって手術を受ける場合、手術を受ける前の6~8時間は食事を摂らないようにしましょう。もしもこの時間内に食事を摂ってしまうと、静脈麻酔の影響で嘔吐してしまう可能性があります。麻酔が効いている状態で吐いてしまうと、吐瀉物が気道を塞いでしまい、窒息する危険性があるため注意が必要です。安全に静脈麻酔を使った手術を行なうなら、全身麻酔同様に、朝食や昼食を抜いて治療を受けるのがベストでしょう。

手術前日の飲食に関する疑問

アルコールの摂取ってやっぱりダメですか?
手術を前日に控えている状況で、お酒を飲んでしまうことはもちろん問題です。前日にお酒を飲むと、アルコールの影響で麻酔が効きづらくなるため、最悪手術が行なえなくなるのです。安全に手術を終えたいなら、お酒は極力控えるべきですね。

しっかり睡眠を取り体力をつけておきましょう

美容整形手術を受ける場合、前日にはしっかりと睡眠を取っておきましょう。体の負担が少ない局所麻酔でも、手術を受けるとなると体には大きな負担が掛かります。もしも十分な睡眠が取れていない場合、手術中に気分が悪くなることもあるため、注意が必要となるのです。前日に睡眠時間をたっぷり取り、体調を万全な状態にすることで、こうした麻酔を使った手術のリスクを低減させられるでしょう。

術後の過ごし方も慎重に

整形

整形手術が終わったとしても、油断することはできません。術後の過ごし方によって、ダウンタイムに掛かる時間や、治療後の見た目なども変わってきます。治療の予後をよくするためには、手術修了後にも気を使うべきといえます。

術後は痛みが出る?

手術中は麻酔の効果によって痛みは現れませんが、麻酔が切れた後に痛みが生じることはあります。しかし、傷口が治癒され腫れが引くころには痛みも消えているため、痛みが負担となるのは一定期間だけとなります。また、麻酔が切れたころに強い痛みが生じると予想される場合、医師から痛み止めを処方されることがあります。定期的に服用することにより、術後の痛みのコントロールができるでしょう。

術後の生活について注意すべきポイント

食事
美容整形手術を受けた後は、栄養バランスが整った食事を摂り続ける必要があります。食事の量が少なかったり、栄養バランスが極端に偏っていたりした場合、傷の治りも時間が掛かり、腫れもなかなか引かないといった事態に陥る可能性があります。炭水化物・タンパク質・脂肪・ビタミン・ミネラルといった5大栄養素に加え、腸内環境を整える食物繊維を摂取することにより、手術後の傷の回復も早まるでしょう。
顔の手入れ
二重手術など、顔への整形手術を受けた後は、傷跡を必要以上に触らないことが重要です。傷跡を触ることや、傷を治すためにマッサージし続けると、その刺激によって傷跡が赤く残ってしまうことや、色素沈着を起こして黒ずんでしまうことがあります。傷跡が盛り上がったまま元に戻らなくなる場合もあるため、術後一年の間は必要以上に触ることは避けましょう。また、2ヶ月の間は過度な運動やサウナ、その他の美容整形を受けることも控えるべきです。ただし、傷跡を清潔に保つための洗顔や、お化粧を落とす際のクレンジング、タオルで水滴を拭うといったことは問題なく行なえるので、過度に傷跡への接触を避ける必要はありません。

麻酔手術に関するQ&A

以下は実際に美容整形外科で尋ねられた質問についてです。安心して手術を受けるためには、疑問点はしっかり解消しておく必要があります。

よく聞かれる質問集

持病の薬を服用していますが麻酔に影響はありませんか?
常用している薬によっては、麻酔によって強い副作用が現れる可能性があります。そのため、問診表への記入やカウンセリングの際に、常用している薬の名称や種類を記入してもらう必要があります。常用薬によっては、麻酔をしても問題がない薬もあるので、諦めずに医師へご相談ください。
過去に麻酔が効かなかった経験がありますが体質的な問題でしょうか?
麻酔の効き方は個人差があるものの、使用しても全く効き目が得られないということはまずありません。麻酔が効かなかった経験があるというなら、それは麻酔を行なった医師側に問題があったと考えられます。投与した麻酔の量が少なかった場合や、麻酔が効いている部位以外を手術した場合など、医師側の経験不足が原因です。また、他の疾病を抱えている患者さんの場合、あえて麻酔を投与する量を減らすこともあります。過去の経験からどうしても麻酔に対して不信感があるというなら、一度カウンセリングを受けてみてください。麻酔が効かなかった状況を踏まえ、担当医師がしっかりと対策してくれます。
手術中に麻酔が切れるようなことはありませんか?
麻酔の種類に関わらず、手術中に麻酔が切れてしまうことはあります。全身麻酔の場合は専門用語で術中覚醒といいますが、たとえ覚醒したとしても痛みを感じることはないので、術中覚醒が起きたとしてもそれほど心配することはありません。局所麻酔の効果が切れた場合は、麻酔薬の追加投与を行なうことで対処をします。麻酔は体質によって効き方も異なるうえ、患者さんの体が麻酔の負荷に耐えられない場合には投与する量を減らすこともあるため、麻酔が切れるリスクは常にあります。しかし、必ず近くで麻酔の専門医が患者さんの様子をチェックしているので、もし切れたとしてもすぐに対処をしてくれます。

まとめ

外科療法において麻酔の使用は重要であり、どのクリニックでも細心の注意を払いながら投与を行ないます。けっしていい加減な方法で使用することはないので、安心して麻酔の投与を受けましょう。

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